佐々木寿美映の一言

2022.06.13

思い出深い「ザ・商社」が放送されました。

松本清張の没後30年特集として、1980年に放送された「ザ・商社」が再放送された。
40数年芸能界で仕事を続けているが、芸能界の奥深さを知るきっかけになったドラマである。
総合商社で働く仕事一筋のアメリカ支社長に粉する山崎努氏、その企業戦士の夫に会う事もなく、
20年近くも日本でずーっと待ち続ける妻役を加藤治子氏が演じている。

このお2人は同じ事務所で、私は現場の担当マネージャーとして従事させて頂いた。
ドラマのイロハもわからないまま、とにかくついて行くのに必死だった時代である。

お2人には俳優として何が大切か・・・
人との接し方、本の読み方、衣装の選択・・ 本当に様々なことを学ばせて頂いた。
お2人のご縁で演出家、脚本家、素敵な俳優さん達と出会うことができた。
皆なんと生き生きと素晴らしいことか。迫力のある画面が迫ってくるようだ。
演出家の和田勉氏は洞察力も鋭く、グワッ ハッハッ!と声も大きかったと懐かしく思う。

本当に実に多くの素晴らしい出会いを頂くことができた。
このお2人に出会うことがなければ、今の私はいなかったのではないか。
芸能の世界、いや、どの世界もそうであるように、
人と人との繋がりがやがて全世界へと広がり、世界全体が動いている・・・
そのようにして時代は紡がれていくのであろう。

「ザ・商社」は、まさにロシア・ウクライナで現在おきている石油の利権を巡る世界を描いている。
約40年前に松本清張が描いていたことが、今まさに現実となっていることに驚かされている。

  • 山崎努さん
  • 加藤治子さん

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