佐々木寿美映の一言

2024.01.14

9歳違いの最愛の妹は、2000年の冬に旅立っていった。
自分の病状を悟っていたのであろう。
だんだんと意識が薄れていく中で、
「姉ちゃんも気をつけてね」と言葉を残して。
自分の命が消えようとしている時に、
私はそのような気遣いができるであろうか。
我慢強く、芯のある、心の広い妹であった。

共に歳を重ねていたなら・・・
良いことがあった時には共に喜び、
悪いことがあった時には共に支え合っていただろう。
ずいぶんと長い月日が流れたが、
一日として妹のことを忘れたことはない。

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