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2020.06.04
黒木 真二 その他

中国版ガイドブック「旅日」2020年・夏号に掲載

中国版ガイドブック「旅日」の2020年・夏号に掲載されました。

中国版ガイドブック「旅日」2020年夏号・表紙

中国版ガイドブック「旅日」2020年夏号

《 掲載記事の日本語訳 》

■なぜ中国で演技を学ぼうと思ったのですか?
小さい頃からジャッキーチェンが好きで、その頃から中国で役者になることを夢見ていました。
中国のアクション俳優は大勢いますが、ジャッキーチェンの映画が一番娯楽性が高く、僕の目標でした。
中国で活動するために、大学では中国語学科を専攻しました。
卒業後演技を学び役者活動を始める下準備のために中央戯劇学院への留学を選択しました。

■中央戯劇学院卒業後に中国で数年活動をした後、なぜまた日本に帰国したのですか?
卒業後5年間中国で役者活動をしていましたが、その中で分かったことがありました。
中国では日本人の役しかできず、警察や公務員などの役は演じられないと。
その他、監督が外国人役者に対しての演技の要求が低いと感じました。
役者の演技がさほど良くなくても監督はOKを出すのです。これでは成長が遅いと感じました。
日本で活動すれば演じられる役も多く監督の要求も厳しく、自分を鍛えれらると思い、帰国を決めました。

■多くの中国人が『世界青年説』を通して黒木さんを知ったようですが、この番組に参加するきっかけは何だったんですか?
番組から連絡があった時、僕はすでに日本にいました。
2015年から自身で作った、日本旅行を中国に向けて紹介する番組『二重丸日本版』をネット上で公開しており、
当時番組のディレクターがその番組を見てくださって番組参加の連絡をくれたのです。
当時僕は日本にいたので、ネットを通じて面接を行い、参加することが叶いました。

■帰国後なぜネット番組を始めたのですか?
帰国してすぐに役者のお仕事をもらえるとは思っていなかったので、まずは生活のためにある会社で働きました。
そこではネットの有料動画サイトを運営しており、中国向けの動画制作を企画を申し出ました。
ですが上司が、この内容なら会社の経費も特に必要なく1人でも作れると判断し、とりあえず作ることになりました。
その後会社全体の経営が芳しくなく僕がいた部門は解散、僕もその会社を離れることとなりました。
ですがその番組はその後も続けさせてもらえることになり、僕自身のネット番組となりました。

■なぜ中国向けに日本文化を紹介する動画を制作し始めたのですか?
中国で生活しているうちに、中国の人たちは日本についてあまり理解がなく、誤解がとても多いことに気づきました。
初めは日本のあまり知られていないB級スポットを紹介し、同時に動画を通して日本の庶民の生活を理解してもらおうと考えました。

■現在各サイトに大勢のフォロワーがいますが、なぜフォローされるようになったと思いますか?
初めは『世界青年説』に出演したことでフォロワーが増えました。
日本文化に興味を持つ人たちや、役者としての僕を好きでフォローしてくれる方々がいます。
普段からできるだけファンからのダイレクトメールには答えるようにしています。
「ニーハオ」ときたらまた「ニーハオ」という感じですが、皆さんに僕は面白い人だと思ってもらえているようです。
現在コロナウイルスの影響で家にいる時間が長いので、ネット上で交流したり、ファンとゲームしたりしています。

■日本人向けに中国を紹介する動画も作っていますが、その転換の原因は何でしょうか?
初めは中国人が日本に多くの偏見を持っているということで動画配信を始めました。
ただ、ここ数年は日本に観光に来る中国人旅行客が増え、日本への理解も深まり、偏見も少なくなってきたように思えます。
ですが、日本人の中国に対する偏見はまだまだ存在しています。
多くの日本人の中国のイメージは、二、三十年前のままで止まっている感じもあります。
ですので日本の皆さんに本当の中国の姿を紹介し、中国に実際に行って見てもらうよう呼びかけています。
この動画を始めてから多くの日本人から、もともと中国のことは好きではなかったけど、
動画を見てから行きたくなったいうコメントを多く頂いています。
このようなコメントが僕にとってとても励みになり、やったことが無駄ではなかったと報われた気持ちになります。

■インフルエンサーに関して今後の計画や目標はありますか?
現在コロナウイルスで飲食業が大きな影響を受けています。
ですのでまずは、日本人向けに、日本にある本格中華料理の動画を作ろうと考えています。
この動画を通して皆さんのお役に立てれば、一緒にこの危機を乗り越えられればと思います。

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