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2017.07.29
近衛 はな シネマ倶楽部

私と映画 「人生フルーツ」上映+トーク

私と映画 「人生フルーツ」上映+トーク

ゲスト
伏原 健之さん(映画監督)

 

「人生フルーツ」

かわいらしいタイトル。
見終わってもう一度味わうと、ふくよかな広がりが胸に沁みてくる…そんなタイトルです。

今回は、映画を撮られた伏原健之監督にお話を伺いました。
監督はふだんテレビ局で報道のお仕事をされていて、
歳をとることをネガティヴに伝えるばかりのニュースの在り方に違和感をおぼえておられたそうです。

そんななか、津端ご夫妻に出逢われて…。
「人生はだんだん美しくなる」
その言葉通り、日常を慈しみ、こつこつと歳を重ねている修一さんと英子さん。

お二人の住まいに溢れる、やわらかくて凛とした時間。
「家は暮らしの宝石箱でなくてはいけない」
手間暇かけて暮らすからこそ、家も、人も、磨かれて輝くのですね。
英子さんのお料理はすごく美味しそうでした。

さて、伏原監督ですが、
「私はほぼ外食、コンビニ食です。毎日手作りで体にいいもの食べるとか、自分は無理です」
と苦笑いのタイプ。

意外であったと同時に、なるほど~と腑に落ちる部分もありました。
強引に入り込みすぎず、程よい距離をとってカメラを据え、
息を吸うように自然にご夫妻の生活の時間を映し出していく…。

押し付けがましさや、視聴者の感情を誘導するような演出がないから、見ていて心地よい。
監督はじめ、関わったスタッフの方々のお人柄も感じられる、ドキュメンタリーでした。

 

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