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2017.05.27
近衛 はな シネマ倶楽部

新作映画紹介 「武曲 MUKOKU」 映画の世界×小説の世界

「武曲 MUKOKU」映画の世界×小説の世界

ゲスト
●熊切 和嘉さん(映画監督)
●藤沢 周(小説家・法政大学教授)

 

「MUKOKU」、しびれる映画でした。

主演の綾野剛さん、そして村上虹郎さん、凄すぎて怖いくらいです・・・
ゾクゾクしました。

今回は原作者の藤沢周さん、そして熊切和嘉監督にゲストにおいでいただきました。
藤沢さんは、46歳から剣道を始められ、なんと現在4段!

やっぱり大先輩は気配が尋常でなく、お会いした瞬間からびびっと背筋が伸びました。
(実は私も剣道に打ち込んでいた時期があり、剣の話を聞くと血がさわぐのです。)
剣の道についてお話を伺い、またしびれました。

藤沢さんは、「言葉」というものを、とても大切にされている方だと、改めて思いました。

熊切監督においでいただいたのは『夏の終わり』以来二度目です。
今回、監督の初期作品(『鬼畜大宴会』『花火』シリーズ、『空の穴』など)をいろいろと見て、
なにか心穏やかではおられぬままお目にかかることになりました。

熊切監督の作品は、映画という表現のもつ不思議な
奥行きに見る人を誘い込むような魅力があると私は思います。

映画の、森羅万象とのつながり、ひろがり。映像の神秘。
「映画」にたいする真摯で純粋な姿勢みたいなもの。

監督が映画でどんなことをしようとしているのか、
今回は熊切監督の創造の秘密にほんのすこし触れられたような気がします。

「MUKOKU」は原作者、監督、キャスト、スタッフの方々、
すべての力が奇跡的に結集して出来上がった映画。
映画館の音響と大スクリーンでぜひ見ていただきたい作品です。

 

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