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2015.11.07
近衛 はな シネマ倶楽部

新作映画紹介 試写&トーク 「ラスト・ナイツ」~いま、海外で映画を作るということ~

新作映画紹介 試写&トーク  「ラスト・ナイツ」~いま、海外で映画を作るということ~

ゲスト
紀里谷 和明さん(映画監督・写真家)

 

紀里谷和明監督のハリウッドデビュー作となる「ラストナイツ」、
試写のあと、監督をお招きしてお話を伺いました。

クライブオーウェン、モーガンフリーマン、ペイマンモアディ(イラン)、
アクセルへニー(ノルウェー)、アンソンギ(韓国)……
そうそうたる俳優陣です。

いったいどうしてこんな奇跡のようなキャスティングができたのか。
どうやってこんなすごい映画ができちゃたのか?
お話を伺いながら、だんだん納得がいきました。

監督のエネルギー(人間力)すごいのです。
会場は次第に熱くなり、
お客様は目に涙をうかべてお話に聴き入るという、 今日は稀有な会になりました。

監督はなにか特別に感動的なお話をされたわけではなく、
ただ本当のことだけを、歯に衣を着せず、まっすぐにおっしゃっただけだと思います。

それが特別に聴こえるのは、世の中のほうがあまりに嘘が多く、
偽善や欺瞞で甘やかされていて、 私たちが耳障りのよい
薄っぺらな言葉に慣れきってしまっているからなのかもしれないと思いました。

自分を守ることをやめた人の言葉、
自分がやりたいと思ったことに全ての情熱を傾けて実行している人の言葉、
分厚かったです。

監督は、今の世の中には「熱」がないとおっしゃっていましたが、そうかもしれません。
がむしゃらに、ナイーブに、泥を舐めたって何かをつかみとる、
怖くてたまらないことも、震えながらでも、泣きながらでも、やってみる。
そういうガッツ。そういう情熱。
「本気」って、伝わるものなんだと思いました。

紀里谷監督にお会いできて、嬉しかったです!

 

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