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2015.02.07
近衛 はな シネマ倶楽部

私と映画 「ニシノユキヒコの恋と冒険 」~恋愛映画の醍醐味~

私と映画 「ニシノユキヒコの恋と冒険 」~恋愛映画の醍醐味~

ゲスト
●井口 奈己さん(映画監督)
●阿川 佐和子さん(作家・エッセイスト)

 

「わが人生の映画たち」というテーマで、
井口奈己監督と、阿川佐和子さんにお話を伺いました。

井口監督からは、「友達の恋人」「驟雨」「雨に唄えば」「色彩幻想」
阿川さんからは、「サウンド・オブ・ミュージック」「冒険者たち」「うみやまあひだ」
を挙げていただきました。

どれもキラキラした素敵な映画ばかり!
なかでも、エリック・ロメールの「友達の恋人」は、
私は初めて観たのですが、とても感動しました。

あんまり素敵すぎて、心が千々に乱れて、
しばらく何も手につかなくなってしまったくらい。
ロメールって、やっぱりすごいです。

「夏物語」や「緑の光線」も、もう一度映画館で観たいなぁ。
それから、「冒険者たち」。
スタイリッシュでかっこいい映画でした。
あの、しびれるような音楽、なんともいえない余韻…。

井口監督の昨年公開の映画、「ニシノユキヒコの恋と冒険」に
阿川さんが出演していらっしゃるところから、
今回ご一緒においでいただくこととなりました。

映画のなかの阿川さんも、実にチャーミングです。
実際にお会いしてみて、阿川さんは、「サウンド・オブ・ミュージック」の
マリア役のジュリー・アンドリュースに、 ちょっと似てるな、と思いました。
背筋がぴんと伸びていらっしゃるところ、歩き方、仕草も……

井口監督の映画は、独特の空気感で、
人を(プレッシャーを与えずに)じっくり見つめ、
世界を丸ごととらえていらっしゃる感じ、風が吹いている感じ、
いいなぁと思いました。

「犬猫」を観て、 いっぺんにファンになったのです。
監督は、映画について語るとき眼がキランキラン輝いて……愉快豪快。

本気で映画に恋してる方なんだな、と思いました。
時間はまったく足らず……まだまだ語り続けていたかったです。

今回「わが人生の映画たち」ということで、
私も好きな映画たちのことを考えていて、 見なおしてみて、至福の時を過ごしました。

「細雪」「椿三十郎」「天井桟敷の人々」「ストーカー」「アメリカの夜」
「ミツバチのささやき」「霧のなかの風景」などなど。

自分の本当に好きなものに立ち返るって、自分を見つめること、
大事だなぁと思いました。

 

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