INFORMATION

2014.10.04
近衛 はな シネマ倶楽部

新作映画紹介 「まほろ駅前狂騒曲」

新作映画紹介 「まほろ駅前狂騒曲」

ゲスト
●大森 立嗣さん(映画監督)
●孫 家邦さん(プロデューサー)

 

三浦しをんさんの「まほろ」シリーズの三作目が映画になりました。
「まほろ駅前狂騒曲」!
多田と行天の空気感、まほろの匂い、なんだかますますディープになってきているようです。

今回は、映画の仕掛人・プロデューサーの孫家邦さん、監督の大森立嗣さんにお話を伺いました。

大森監督の「さよなら渓谷」や「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」を観ても思うのですが、
監督の映画って、人間が生々しくて肉体の存在感が濃いのです。

人にはこんな感情があるんだ、こういう関係、
こんな愛し方があるんだとか……

白黒とは割り切れない人間のグレイの部分をじっと見つめている。
人間の謎を、謎のまま差し出している。
だから、胸の底をじりじりと炙られるようにして、迫り来るものがあるのでしょう。

今回の「まほろ」も、映画をとおして人の体温に触れられる、そんな映画でした。
そして、かなり、笑えました。

それにしても、瑛太さんと松田さんは、
多田と行天というキャラクターにすっかりハマっているようです。
もう原作を読んでも、他の顔の思い浮かぶ余地がないくらい……

映画って、面白いですね。
どこまでも人間的で、ぐちゃぐちゃしていて。
きれいで、汚くて。優しくて、残酷で。

お二人にお会いして、映画だからできること、改めて考えました。

 

■バックナンバーから動画・レポートを見ることができます

COPYRIGHT ©︎ OFFICE SASAKI ALL RIGHT RESERVED.